草間彌生 無限の網 Infinity Nets
エッチング Ed.15/20
<額装>
画面寸法/イメージサイズ（縦×横cm） 30×19.5cm
用紙寸法/シートサイズ（縦×横cm）
54.8×39.5cm
1953-1984年
「草間彌生全版画集 All Prints of KUSAMA YAYOI 1979-2004」
安部出版株式会社発行 2005年
レゾネ番号:52
| 商品番号 |
PB0003 |
| 商品名 |
草間彌生 無限の網 Infinity Nets |
| 販売価格 |
0円 |
| 税別価格 |
0円 |
| 送料区分 |
送料込 |
| 在庫数 |
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草間彌生の版画に対する想いは、「“草間彌生全版画集 All Prints of KUSAMA YAYOI 1979
-2004”安部出版株式会社 2005年」掲載、本人による序文「心をこめて！草間彌生」に
詳しい。いわく、「（前略）版画は尽きることのない人生の足跡である（後略）」「この
想いは版画という複数の上に複数を重ねて、私の美術をとおしての万物への尽きることの
ない思い入れを、多くの方々へ送りつづけていることになるのだ」。草間彌生の表現活動
において、版画の制作は特異な位置づけを与えられている。それは、版画と言うメッディ
アの持つ複数性、反復性が、例えばネット・ペインティングに見受けられる繰返しへの異
常な情熱や無数の水玉模様、鏡の中で無限に増殖するオブジェへの執着心と通底する部分
があるからである。つまり、草間彌生は自己の内面から生まれる反復するイメージを、版
画という複製手段を採ることにより、多重の迷路のような回路を経ながら、視る者の日常
や現実へと伝達されることを欲しているのではないだろうか。このことは同時に、ミニマ
ムやポップアートの成果を社会に広めることにおいても成功している。そうした意味にお
いて、「無限の網」は、草間彌生の万物への尽きることのない想い、生への枯れることの
ない執着心が、打ち寄せる波のように伝わってくる作品である。
